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作品詳細
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画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM4XHBX197X1
作品No.
4-Hb-197
画像No.
4-Hb-197_1
作品名
波文螺鈿鞍
分類
漆工
年代
鎌倉時代
材質・形状
木胎漆塗 ・鞍・鐙
寸法
前輪高26.9 後輪高31.0 居木長42.4
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
30.8MB
解説
筑前藩主黒田家に伝来した鞍で、黒田氏の祖先の佐々木高綱が、宇治川の戦い(1184年1月20日)において梶原景季と先陣を争った時、愛馬生(いけずき)に付けて使用した品と伝えられる。黒漆地に白貝の螺鈿で波文を表わした和鞍で、二枚の居木(いぎ)と前輪(まえわ)、後輪(しずわ)の四点から構成される。前輪、後輪ともに外側の起伏が豊かで、総体に量感にとんだ雄渾な姿形を示している。また前輪・後輪の内外面や居木の上面などに施した螺鈿文様は、薄い夜光貝を使った精巧なもので、鎌倉時代の鞍の特色をよく伝える貴重な作例。「平家波」と称されるこの波文は、六本の曲線で構成される小単位を縦横に組み合わせ、自然でダイナミックな波の感じを巧みに表現しており、『三十六人集』(国宝、西本願寺)や『平家納経』(国宝、厳島神社)の料紙に類似した文様が見えることなどから、王朝風の美的趣味を背景として製作されていることが見て取れる。