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作品詳細
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画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM4XHBX164
作品No.
4-Hb-164
画像No.
4-Hb-164
作品名
梨子地三葉葵紋截金鞍・鐙
分類
漆工
年代
江戸時代
材質・形状
木胎漆塗(鐙の一部金胎) ・鞍・鐙
寸法
鞍:居木長40.0/鐙:長30.5
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.4MB
解説
筑前福岡藩黒田家旧蔵の鞍・鐙。総体金梨子地で、鞍橋の前輪・後輪と鐙の鳩胸に、金貝による三葉葵紋を3つずつ施す。鐙の側面・背面にも同じく金貝で各16個の小さな三葉葵紋を等間隔に配す。居木裏には2枚とも、力韋通し孔周辺の切組部に丸に十の字紋を彫り、花押等の墨書がある(判読不詳)。
同家の重宝類の由来を書いた『黒田家重宝故実』には、関ヶ原の合戦で東軍に味方した初代・長政が徳川家康より拝領した品の一つとして、葵紋の鞍・鐙一具についての記録がある。本品はそれに当たるものとして伝来したが、実用性を脱した装飾的な作風や、精緻な金貝の技巧などの特徴から、実際の制作年代は17世紀末から18世紀初め頃まで下るとみられ、原物の作り直し、あるいは控えとして写した可能性もある。