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作品詳細
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画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM4XHAX3X1
作品No.
4-Ha-3
画像No.
4-Ha-3_1
作品名
唐物茶入 銘「博多文琳」
分類
陶磁
年代
明時代
材質・形状
陶器・小壺
寸法
高さ6.4 胴径6.4 口径3.9 底径3.3 重さ70g
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.0MB
解説
神屋宗湛(1551〜1635)が所持していた唐物茶入。「博多」の名を冠したこの茶入は、秀吉から「博多の茶坊主」と称され目を掛けられた宗湛秘蔵の名器で、九州平定のため下ってきた秀吉を招いた茶会に使用して所望され、「日本の半分となら交換しましょう」という機転のきいた返答によって諦めさせたというエピソードを持ち、桃山時代の茶の湯の自由闊達な空気とともに、当時の博多商人の力量を知るうえで格好の逸話となっている。林檎の雅称である文琳の名のとおり、全体に丸い形をしているが、口部はラッパ形に開いて捻り返しがなくやや厚手に作られているなど、唐物茶入のうちでも古様な特徴を備えている。のち黒田藩主忠之により、寛永初年に黄金二千両および知行五百石の代価をもって召上げとなり、以後黒田家に伝えられた。