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画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom
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コレクションNo.
FAM4XBX98X2
作品No.
4-B-98
画像No.
4-B-98_2
作品名
泰西風俗図屏風
作家名
作者不詳
作家名欧文
Anonymous
分類
絵画
年代
桃山時代
材質・形状
紙本着色(テンペラ)・屏風装
寸法
縦 97.0 横 42.5 (各扇とも)
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
31.4MB
解説
伝統的な日本の絵画に西洋的な陰影法や遠近法を導入した「近世初期洋風画」と呼ばれる絵画は、桃山時代にイエズス会がキリスト教の普及を目的として制作させたことに始まる。本図は一見、西洋の風俗画のようでありながら、背後にはキリスト教的主題が隠されている。同時に、日本の伝統的な四季図屏風の形式を踏襲してもいる。向かって右隻には、楽器を演奏する婦人たちや水辺で憩う人物や釣り人を表わした、春から夏にかけての場面が描かれる。左隻では、聖母子を想わせる母と子の姿や収穫する人々、雪山を背に巡礼する人々を描いた、秋から冬の場面へと展開する。右隻には、享楽的に生きる人々を、左隻には、キリストの教えに則った敬虔な生き方をする人々を対比的に描いて、キリスト教の教えを説いた近世初期洋風画の代表的作例。