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画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom
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コレクションNo.
FAM4XBX13
作品No.
4-B-13
画像No.
4-B-13
作品名
獺図
作家名
狩野探幽
作家名欧文
Kano Tanyu
生没年
1602‐1674
分類
絵画
年代
江戸時代
材質・形状
紙本着色・掛幅装
寸法
縦51.5 横 105.7
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.7MB
解説
狩野派全盛の基礎を築いた江戸幕府の御用絵師狩野探幽(1602-74)が30歳代の頃に描いた獺図。並々ならない自然観察に基づき、毛並みの一本一本まで精緻に描かれている。一般的に写生に基づく作画が行われたのは江戸中期以降のことであるが、17世紀の前半の時期に、このような作品が描かれていたこと自体に驚かされる。描かれているのは2012年に絶滅種とされたニホンカワウソで、動物園などで飼育されているコツメカワウソ(インドや中国南部、東南アジアなどに広く棲息)とは足の爪の部分や頭部など微妙に異なる。右側に淡墨による簡略な筆致で点景が描き添えて落款を入れているのは、この作画を鑑賞できるひとつの作品として完成させるためであろう。