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作品詳細
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画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM17XHAX409X2
作品No.
17-Ha-409
画像No.
17-Ha-409_2
作品名
色絵麒麟文盤
作家名
ベトナム
分類
陶磁
材質・形状
陶器・盤
寸法
高さ9.5 口径39.0 高台径28.4 重さ2780g
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
2.1MB
解説
見込みの円窓内に飛翔する麒麟を五彩で表わした大盤である。内部の立ち上がり面には牡丹唐草文を巡らしている。背面は蓮弁文を巡らす。色彩は、総体に青花で概略の図柄を表わし、赤、緑、黄色で輪郭を描くとともに細部を補っている。色数が多く、曲線を主体とした粗筆で隙間なく図柄を描き込んでいるため、濃厚な雰囲気がただよい、いかにも南方的な印象の強い個性的な作品である。赤絵の部分には若干の後絵が観察される。/口部は角度をつけて外側に折り返し、先端部分を短く立ち上げている。この立ち上がり部分は丸みをつけて削り、上面と外側面を釉剥ぎとした後、上面に緑釉をごく薄く塗っている。この手の五彩の盤では青花と異なり、口縁に緑釉を塗る例が少なくない。濃密な雰囲気が白い縁取りでこわれるのを嫌うためであろうか。/施釉は白土で下地掛けを行ない、その上から透明釉を高台脇まで掛けている。高台内には削りの後に透明釉を螺旋状に軽く塗っている。/高台は畳付を丸く丁寧に削り、高台内をやや甲盛りにしながら平らに作っている。削りの方向は時計まわりの轆轤回転で行なっている。/胎土は灰白色の軟質の土を使用している。/右側の部分を大きく破損して継いでいる。