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作品詳細

クレジット表記
画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM14XHAX82X1
作品No.
14-Ha-82
画像No.
14-Ha-82_1
 
 
作品名
掛分面取半筒茶碗
 
 
作家名
高取焼 白旗山窯
 
 
分類
陶磁
年代
江戸時代前期
材質・形状
陶器・碗
寸法
口径11.0 高さ7.8 高台径5.9
 
 
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.2MB
解説
 いわゆる遠州切り型の半筒茶碗で、黄釉と褐釉とを掛け分けに施こし、腰の角に面取りを巡らしている。総体に薄造りで全体を心持ち撫四方形に歪め、高台は丸高台で低く端正に削り出す。また胴下部にわずかに丸みを持たせ、上部にはおだやかに轆轤目をめぐらす。施釉は高台内まで総掛けとし、高台畳付には貝目跡が三カ所残る。わずかに歪めた形状や掛分けの施釉法などに古高取の沓茶碗の技法を継承していることが濃厚であるが、光沢のある華やかな釉薬や薄作りの軽妙な造形、荒々しい力強さが影をひそめた高台削りなどには、所謂「綺麗寂び」で知られる瀟洒な遠州高取様式の特徴が顕著に窺え、遠州高取茶碗を代表する作品のひとつに挙げられる。