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作品詳細
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画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM14XHAX149X2
作品No.
14-Ha-149
画像No.
14-Ha-149_2
作品名
掛分割高台洲浜形茶碗 「王」字印
作家名
高取焼 内ヶ磯窯
分類
陶磁
年代
江戸時代初期
材質・形状
陶器・碗
寸法
高さ7.6 最大径14.8 高台径6.4
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.7MB
解説
成形ののち器全体を周りから押さえて洲浜形に歪ませた茶碗である。胴まわりには太い箆筋線をもちいて菱垣文と木賊文とをあらわし、藁灰釉と飴釉とを片身替わりに掛けて焼いている。腰から下は露胎とし、二方を掻き落として割高台とする。高台内には箆先で突いて表わした「王」字銘が残る。器形や技法、釉薬、胎土など、いずれも高取焼内ヶ磯窯の特徴を如実に示している。また古窯址から「王」字銘を伴う資料が出土しているが、伝存する遺品は比較的少ないため、その点でも貴重性が高い。作為性が強く、豪放で力強い造形は内ヶ磯窯製品の大きな特徴であるが、本器は作風もすぐれ、内ヶ磯窯の典型的な茶碗といえよう。