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作品詳細

クレジット表記
画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM14XHAX128X2
作品No.
14-Ha-128
画像No.
14-Ha-128_2
 
 
作品名
燒締矢筈口水指
 
 
作家名
上野焼 釜ノ口窯
 
 
分類
陶磁
年代
江戸時代前期
材質・形状
陶器・水指
寸法
高さ16.7 径21.2 底径16.8
 
 
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.5MB
解説
 口縁を水平に張り出して作った桶形の燒締水指である。小石を多く含む粗い土を使用し、板起し紐積み轆轤挽きで成形している。単純な器形ながら大小の石はぜや小穴が無数に生じ、また降灰による自然釉が胴の一部に掛かるほか、赤や焦げ茶、黄、灰色と多彩な彩りの変化を見せて焼き上がっている。一見、無造作な造りとシンプルな形状を見せているが、変化に富んだ見どころを持ち、人為的な装飾性を排した簡素な作風のうちに侘びのある深い趣きを感じさせる水指である。箱書に「肥後小倉燒水指」とあり、蓋裏に細川三斎から奈良の松屋源三郎へ遣わした水指であるとの墨書が記される。作風から上野燒窯ノ口窯の製品と推測される。