コレクション番号 KCM000072X12
作品名 幕末風俗図巻
作家名
所蔵先 神戸市立博物館
クレジット Photo : Kobe City Museum / DNPartcom
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フィルムNo. KCM000072X12
作品No. 新南1960-003
年代 江戸時代末期、19世紀中頃
寸法 25.6×433.7(江戸) 25.8×510.0(神奈川) 25.4×507.4(横浜) 25.9×434.1(日光)
解説 4つの絵巻物からなるこの資料は「幕末風俗図巻」と仮の名がつけられているが、むしろ「異船来航見聞録」とでも呼ぶべき内容が描かれている。 嘉永6年(1853)夏に浦賀に来航したペリー艦隊は、アメリカ大統領の国書を幕府に渡し、その回答を受け取るべく、翌年春に再来航した。この絵巻では、その嘉永7年の神奈川・江戸の状況を描いたものだが、ペリー提督をはじめとするアメリカ人や神奈川沖の異船そのものを詳細に描いているわけではない。この絵師の関心はむしろ、前代未聞の大事件を遠巻きに見守った人々の反応や行動に向けられている。沿岸警備のために、せわしなく駆け回る武士たちとは対照的に、黒船を見物に浜辺に繰り出した一般庶民の様子はあまりに鷹揚で、緊迫感がほとんど感じられない。自分たちの生活を脅かす存在というよりは、遠い異国からやってきた不思議な乗り物として、黒船を興味津津に見つめている。作者のサインも、制作時期も全く記されていません。これらについては今後の解明が待たれるが、少なくとも、その描かれている内容自体は、ペリー来航当時の記憶が色濃く反映されていると思われる。
注釈 4巻