コレクション番号 TAM001007
作品名 重之集 「かけてたに」
作家名 藤原行成(伝)
所蔵先 徳川美術館
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フィルムNo. 42920-1
作品No. 歌書5
年代 平安時代
制作年 11世紀
寸法 縦20.6 横15.2
解説 三十六歌仙の一人源重之(生歿年未詳)の家集で、重之が帯刀先生の任にあった時、東宮(のちの冷泉天皇)に新たに詠んで献じた、春・夏・秋・冬各20首、恋・恨各10首、および「かずのほかにたてまつれる」2首をあわせた102首の歌を収めている。綴葉装の冊子本で、雲母砂子を一面に撒いた淡い藍の打曇りのある料紙に、前半は歌を二行書き、後半は散らし書きにしている。書き初めから帖末にいたるまで、緩急抑揚が自在で流麗な筆致により、書写年代も11世紀中半頃と考えられる。 『重之集』は、当時の代表的歌人との交友や、筑紫より陸奥にいたるさまざまな土地で詠んだ歌を雑然と集めた前半部と後半の百首歌をあわせた323首から構成される系統本が原型に近いと考えられているが、本書は、後半部の100首だけが独立した形で書写されている。百首歌の初期の事例として貴重な存在となっている。