コレクション番号 TAM000921
作品名 本阿弥光悦書状 寿命院宛
作家名 本阿弥光悦
所蔵先 徳川美術館
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フィルムNo. 17515-1
作品No. 掛物1072
年代 桃山時代
制作年 16世紀
寸法 縦28.7 横56.0
解説 光悦(1558〜1637)は代々刀剣の鑑定を家業とする本阿弥家に生まれ、通称次郎三郎、長じて光悦と称し、自得斎・徳友斎・大虚庵などと号した。家業の傍ら書画を学び、茶の湯と陶芸を古田織部に習い奥義を極めたと伝えられる。 この書状は、内容から「関白様」(豊臣秀次)に献上しようとした硯に添えられていた手紙であろう。宛名の「寿命院」は、秀次の侍医であった寿命院秦宗巴(1550〜1607)である。宗巴は立庵と号し、文学の面で『徒然草寿命院抄』を著している。従ってこの書状は光悦30歳代後半にあたり、光悦独自の書風が形成される以前の筆蹟である。潤いの少ない筆で粒々と書かれており、光悦の筆蹟の特徴である、やや左に傾いた字形が随所に見られる。²いたし候へとも ®このすゝり残候へと左之通 ¯存事候随分€従嵯峨唯今罷帰候 ³不及是非次第候 恐惶謹言 関白様御硯 ¹廿四日¡出来申候間持進入候 ·返々御うちに御入候者参¤十四いたし候うち是まて ¸可得御意候 不宣¦かたち御入候今ひとつ御©入候ひゝきこのことくにてªふたつにわれ候間不懸御目候«よろしく御取成所仰候宿願かけいたし候ゆへに 徳友斎 謹呈 寿命院様 光悦 人々御中