コレクション番号 TFM000386
作品名 冨嶽三十六景《遠江山中》
作品名欧文 Thirty-six Views of Mount Fuji: In the Mountains of Totomi Province
作家名 葛飾北斎
所蔵先 東京富士美術館
クレジット ©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
ご利用上の注意 ご利用内容により、画像提供元(美術館・博物館等)から事前に許可を得ねばならない場合があります。
年代 c. 1830-32
制作年 天保元-天保3年(1830-32)頃
解説 遠江は現在の静岡県。画面斜めに大きく描かれた巨大な材木と、その材木をささえる支柱。その形と相似した富士が、材木と支柱の間から見えるという、あまりにも大胆な構図に驚嘆する。画中に配された人物の描写も面白い。ありえないような技を見せ、鋸をひく職人たち。母親に背負われた赤子は、よく見ると真上の材木を一心に見つめている。さらに童子の横の焚き火の煙は洋画的な表現がほどこされ、たなびく煙の道筋は、巨大な材木と交差するように配されて画面の安定感を出すなど、北斎の力量が光る傑作である。この版は、保存状態が悪く、画面全体が茶色く変色している。改印、版元印はないが、初摺りのイメージと同じ配色の版と思われる。配色の違う版も残っている。